2023年8月15日火曜日

テレビに歌番組がやたらと増えた理由

今日は終戦の日だというのに、台風で日本中が止まっています。毎年この時期に試合中に黙祷する高校野球も今日は止まっています。終戦と高校野球については散々このblogで毎年触れているにも関わらず今年も思う事が色々あるのですが、それはまたの機会に置いとくことにして。本日は最近テレビに歌番組がやたらと増えたことについて少し触れたいと思います。

最近やたらと地上波のテレビで歌番組をやっているのを目にします。しかもそこには、最新のヒット曲だけでなく、必ず80-90年代のヒット曲が織り交ぜられているのです。このような形式の歌番組が粗製乱造されるのは、若年層はもうテレビを見ていないからでしょう。今やテレビを見ている主たる層が昭和生まれの40代以降です。僕自身もこの中にカウントされるので、こういう番組を目にするたびに自分がテレビというオワコンメディアのメインターゲットの世代なんだなとしみじみ思います。

最近、テレビ局はどんどんプライドをかなぐり捨ててでもとにかく存続しようとしているように見えます。自民党や維新にすり寄ったり、昼間からテレビショッピング番組が流れていたり。。たぶん日本のテレビは新規のコンテンツを作るよりも、メイン視聴者層の40-50代向けに昔のドラマやバラエティ番組を再放送した方が採算が取れると思います。今のところそこまでプライドを捨てきれてはいないのですが、いずれそうなる日も近いのではないかと思います。

そこで歌番組なのですが。昔のテレビ番組を再放送するのはさすがにプライドが許さないけど、昔のヒット曲を織り交ぜた歌番組を新しく作るならまだいける…ということが、最近テレビで歌番組が増えている原因なのではないかと思います。歌であれば、昔のヒット曲でも改めて収録することで新たなコンテンツを反復生産できますよね。

僕は日本のテレビは昭和生まれ世代が楽しめるような方向にもっていって、緩やかに衰退していけばよいと思います。昔みたいに時代劇とか野球中継とかをもっと増やして、さらに2000年以前のテレビ番組の再放送などを増やしていった方がよいと思います。特に野球中継は昔と同じように夕方にテレビをつけたらどこかの局が野球を放送しているくらいの水準に戻してほしいです。中途半端なコンテンツを乱造するよりは、こっちの方がいいと思うんだけどな。。




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