2020年11月30日月曜日

オリンピックがコケなかったら鬼滅の刃はここまでのブームにならなかったんじゃないだろうか?

 鬼滅の刃については一回書いちゃったのですが。その後もブームは衰えるどころかどんどん加熱しています。一応申し上げておくと、これを書いてる現在、僕は「地上波で放送されたアニメしか見てない、煉獄さんが死ぬ映画はおろか、原作の漫画も一切読んでない」という立場です。しかしながら、この異様ともいえる鬼滅ブームをみてて、表題にあるように「オリンピックがコケなかったら鬼滅の刃はここまでのブームにならなかったんじゃないだろうか?」ということについてどうしても日々考えてしまうのです。

ここ数カ月の話ですが、とにかく自販機からコンビニのキャンペーンから、何から何まで鬼滅のキャラを目にしないで過ごすことはできないくらい街のあちらこちらに鬼滅のキャラを見かけます。しかし、半年ちょっと前の状況を思い浮かべると、今鬼滅のキャラが占拠している場所は全て「TOKYO2020」で埋め尽くされていたように思います。つまり、「TOKYO2020」で埋め尽くしてた場所を鬼滅で埋め尽くすことによって、あたかも「TOKYO2020」がなかったかのように糊塗することに暗黙の裡に国民的レベルで合意が形成されているように思うのです。

そんな最中に紅白の出場者が発表になりました。鬼滅の歌を歌っているLiSAは今年も当選、まぁ、それはいいとして。「TOKYO2020」と繋がっていた「パプリカ」を歌っていたFoorinが選ばれているのですね。NHKとしてはオリンピックがコケたとはいえ、ここまで散々プッシュしてきたFoorinは切れないのでしょうね。もしも紅白の場で「これで事実上Foorinは解散します」なんていうことは十分ありえるし、そういう形で「TOKYO2020」を供養して終わらせるのが一番美しいと思うのですが。まぁ、たぶんそうはならないですよね。。

前回鬼滅について言及したときに僕は、「鬼滅の果たしている役割は、懼れながら申し上げると天皇である」と言いましたが。この文脈で考えると「TOKYO2020」は、安倍政権が擁立した「天皇」だったのかもしれません。安倍政権はこの「天皇」を錦の御旗として掲げて長期政権を続けてきましたが、この偽物の「天皇」が去ったことで引導を渡されたともいえるでしょう。話を紅白に戻しますが、もしも紅白での出番がFoorin→LiSAだったら、これは「即位」という意味を持つことになる…と思ったのですが。よく見たら両方とも紅組なので連続して出場ということはどうやらなさそうです。

でも、やっぱりオリンピックと鬼滅はどうも繋がってるように見えるんだけどな。。オリンピックのロゴと炭次郎は市松模様で繋がっているし。