2026年3月30日月曜日

情報過多に疲れるから都合のいい情報だけを見るようになったんじゃないだろうか?

 これを書いているのは2026年の3月30日です。4月からの会社は新体制になりますが、僕は給料据え置きのままやることだけは増やされることが確定しました。せめて有給休暇の残りくらいは消費したいので、会社を休んでずっとほったらかしになっていたアレやコレにトライすることになり、ずっと懸案事項の一つだった携帯電話のキャリア変更+機種変更について調べてみたのですが…とにかく情報を集約して比較するのが難しいのです。個々のキャリア毎にどんなキャンペーンを張っていて、MNP転出だと割引がいくらになって、2年で機種変更を繰り返せば実質毎月**円で…といった情報が各キャリアそれぞれに乱立していて見るのも大変なわけです。

この背景には、日本の携帯電話のシステムが複雑すぎるという事情もあると思います。しかし、日本とか携帯といった個別の問題より一段高い視点で考えると、ネット上には人間のキャパシティをはるかに超えた情報が乱立している…というインターネットの永遠の課題に帰結するのではないでしょうか?最近はAIが情報を集約して見せてくれるようになったりはしていますが、AIも結局はネット上にある情報に依拠していて、それらは元々人間が書いた情報なので間違っている場合もあるし、書いた当時は正しかったとしても情報が古くて今は違ってたりするのですよね。結局最後は人間が情報の妥当性を判断する必要があります。

人類はインターネットに溢れる過大な情報に疲れた末に、「見たいものだけ見るようになった」のではないでしょうか?例えば2000年前後に存在した「2ちゃんねる」だって、当時は便所の落書きと言われたりもしましたが、今にして思えばまだ異なる意見を戦わせて議論ができる空間だったと思います。しかし、その後SNSが台頭してきたあたりから、それぞれが快適に過ごせる人と都合の良い距離感で関わるようになりました。このあたりから我々の世界は「それぞれに都合のいい世界」にどんどん分断されてしまったように思えてならないのです。1999年の映画「MATRIX」には厳しい現実世界よりも快適な仮想世界の方をリアルだと思いたがる人達が登場しますが、この映画が描いたディストピアに世界はどんどん漸近しているように感じることがあります。

世界の分断が進んだ結果として、ここ数年はトランプや高市のような政治家が台頭してきて、世界の「底が抜けた」ような状況がどんどん進んでいます。彼らは、ひと昔前だったら「さすがにここまではしないだろう」と思っていた一線をどんどん踏み越えていきます。なぜなら、その一線を越えることだけが彼らの存在意義であり、そしてそれは彼らを支持する人たちの仄暗い願望なのだろうと思います。アメリカでは、さすがにトランプを野放しにすることに対して抗議の声も上がり始めているようですが、これが行き着く先として、アメリカがトランプ支持層と批判層に分断される可能性も十分あり得ると思います。もしそうなったら、インターネットがもたらした分断はとうとう実世界の国のあり方にまで波及することになるのでしょうね。